アレルギー科

アレルギーで起こる病気

アレルゲンと呼ばれる異物(ハウスダスト、ダニ、花粉、食品)に反応すると、体内でIgE抗体が作られます。再びこれらの異物と接触すると、すでに作られたIgE抗体と結合してアレルギー反応を起こします。アレルゲンを吸入、接触、摂食すると、数分後から30分で反応を起こすことから、この反応のことを「即時型アレルギー反応」といいます。

アレルギー性疾患の原因を調べる

アレルギーで起こる病気には、喘息(気管支喘息)、花粉症、食物アレルギー、アナフィラキシー、急性じんま疹、運動誘発性喘息、アトピー性皮膚炎(湿疹)などがあります。また、日本人の約3割が、花粉が原因のアレルギー性鼻炎で苦しんでいるといわれています。アレルギー性疾患の治療には、その原因のアレルゲンを確認することが大切です。

当クリニックでの検査
  • 室内環境、職業、その日の行動などをお伺いしながら、詳しい問診をおこないます。
  • RAST法(採血して、血清中のIgE抗体を試験管内で調べる方法)をおこないます。 この方法で多くのアレルゲンを調べることが可能です。

スギ花粉とダニのアレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎 スギ花粉

症状

スギ花粉症には、くしゃみ、鼻みず、鼻つまりなどの症状があります。鼻の症状以外に眼のかゆみなどの症状も表れます。日本人の約3割がスギ花粉症であると言われていますが、症状は初春のみです。

治療

当クリニックでは、スギ花粉対策として「舌下免疫療法」をおこなっております。舌下免疫療法は、2014年10月に発売された、スギ花粉症の舌下免疫療法治療薬「シダトレン」を使用した治療法のことです。舌の下にスギ花粉の液を滴下して、体に安全な低量の医療用スギ花粉抽出物を体内にいれます。安全性を保つため、反応を見ながらゆっくりと量を増やしていくことで、体質を徐々に変えていくことができます。

住吉区で「シダトレン」を処方することができるのは、当クリニックだけです。まずは相談にお越しください。

アレルギー性鼻炎 ダニ

症状

くしゃみ、鼻みず、鼻つまりなどの症状があります。目のかゆみは小児によくあることですが、成人では少ないです。また、ダニのアレルギー性鼻炎は1年をとおして症状があることが特徴です。

治療

2015年にダニの舌下免疫療法が保険適応となりました。ダニの舌下免疫治療薬は、シオノギ社が出している「アシテア」と、鳥居社が出している「ミティキュア」の2種類をご用意しております。服用方法は、錠剤を舌の裏に置いて溶けるのを待つだけです。この治療を1日1回、毎日ご自宅でおこなっていただきます。住吉区でこの錠剤を処方できるのは当クリニックだけです。

咳の種類

アレルギーの咳

熱はないのに「喉がイガイガする、一度咳が出るととまらない、咳止めが効かない」などの症状に悩んでいませんか。風邪による咳は長くて一週間ですので、これ以上に長引く咳はアレルギーの慢性咳嗽の可能性があります。

3月頃に中国大陸から運ばれる黄砂や、雪解けにともなうチリやホコリ、4~6月はシラカバやイネ科の花粉が関係している可能性もあります。特に、アレルギー性鼻炎や花粉症などのアトピー体質を持っている方に発症することが多いようです。

症状

鼻水、ノドの痛み、咳、痰がからむなどが主な症状で、昼間よりも就寝前や朝がたに咳がひどいのが特徴です。「喉がくすぐったい」「胸に痰がへばりついた様な感じ」があります。咳はいったん出るとなかなか治りません。

治療

普通の咳止めでは効き目がないため、抗ヒスタミン薬や吸入ステロイドが有効です。

喘息

喘息は、日本での有病率が全人口の5%を占める病気です。鼻水、目のかゆみにとどまらず、喉の痛み、咳、痰がからむなどの症状が現れます。子どもの頃に小児喘息を患っていた方が、成人して喘息を再発するケースも少なくありません。最近では、慢性的にせきが続く症状(慢性咳嗽)の方に喘息が多いといわれています。喘息は根治が困難な病気ですが、正しい治療を継続すれば、発作が起こらない状態をキープしながら日常生活を送ることは可能です。

症状
  • 熱はないが喉がイガイガする
  • 一度咳が出ると止まらない
  • 咳止めが効かない
  • 鼻水
  • 目のかゆみ
  • 痰が絡む
  • 昼間は大丈夫だが、夜や朝がたに咳がひどい

季節の変わり目や、風邪をひいた後に咳が長引くことが多く、このような場合、市販の咳止めを服用しても治りません。また、放っておくと、呼吸困難をともなう本当の喘息に移行する場合があります。

治療

治療としては、気管支を広げアレルギーを抑える長期的な対策が必要です。
咳が続くと体のエネルギーを消耗し、物事に集中できません。早目に治療し健やかな日常生活を取り戻しましょう。